チャットレディーをやっている女性の中には、本業の給料よりもライブチャットの収入の方が勝ってしまった人がいます。
そういった女性は、高収入だから幸せそうに思うかもしれませんが、実情はそうとばかりも言えない場合があるようです。
ある女性は正社員のOLだったのですが、学生時代は居酒屋の店員をしていたほど接客業が好きだったので、副業としてチャットレディーを始めました。
会社から帰って寝るまでの2時間と、休みの日で予定がない時はまめにログインしてチャットしていました。
すると月に20万円以上の収入になり、お客様との会話も楽しく苦にならないため、まさに天職と思えてきたそうです。
1年ほど続けていると、安月給で仕事や人間関係に悩まされている会社勤めが馬鹿らしくなり、会社を辞めてチャットレディーだけで生活するようになりました。
狙い通り、チャットレディーを副業でやっていた時よりもはるかに稼げるようになって、会社員時代の2倍近い収入が稼げるようになったそうです。
しかし、その後3ヶ月もするとリピーターが徐々に減り始め、半年もたつと会社員の時の給料を下回る月も出てくるようになってしまったのです。
稼げなくなってきた原因は、意外なことに会社を辞めたことでした。
この女性の場合は「サラリーマンあるある」ではないですが、会社員の共通の悩みや話題で男性客の支持を得ていたため、会社を辞めてそういった環境から離れてしまうと男性との感覚がずれてしまい、会話の内容が面白くなくなってしまったからです。
しかも、会社に勤めていれば少なくとも通勤で外出しますが、在宅チャットレディーになると1日家から出ない日も珍しくなくなり、ちょっとした「駅でおもしろいポスターがあった」「電車の中で変わった人がいた」といったエピソードも拾えなくなり、さらに話題が減ってしまったのです。
チャットレディーで稼げるからと慢心して自らの首を絞めてしまった例ですが、チャットレディーを本業とする人は他山の石として心に留めておくと良いでしょう。