チャットレディーなど、男性と会話をする仕事を初めてする人は、緊張のあまり話せないか、逆に気負いすぎて一方的に話し続けてしまうことがあります。
どちらもよくある失敗なのですが、一見すると一方的に話しているほうが良いと思いがちですが、実はあまり話せない方がマシです。
緊張であまり話せないときに、「初めてなので、うまく話せないかもしれませんが、よろしくお願いします。」と初めに断わっておけば、「初々しい」と好感を持ってもらえることがあります。
チャットレディーを利用する男性の中には、新人の女の子が好きで、わざわざ指名する人も珍しくないため、うまく話せないことを武器にして、チャットレディーについてレクチャーをうけるのも有効です。
逆に一方的に話されると、男性は自分が話したかったことを話せなかった不満と、一度の会話でチャットレディーの大半の情報を知ってしまうため、「この女性は、こういう性格でこういったものが好きなんだ」と、1回で飽きられてしまう可能性があります。
また、「初めてと言いながらべらべらとしゃべっているから、本当は何年もチャットレディーをしていたんじゃないか?」と勘繰られてしまいます。
ある一流の銀座のバーのママは、新人ホステスにお客様との会話を指導する際に必ず言っている言葉があるそうです。
その言葉とは、「お客様は、あなたの一方的な話を聞きに来ているのではなく、会話のキャッチボールを楽しみに来ているの。だからあなたは、お客様が気持ちよく話せるように聞き手に回って、アシストするのが役目なのよ」というものだそうです。
一流のバーを経営しているママだけあって、まさに接客業のすべての会話に通ずる心構えだと言えます。
特にチャットレディーを利用する男性は、話がしたくて利用するのですから、会話の主導権は男性にゆだねて、聞き手に回ることが必要です。